「ボランティア」
2014.05.19
「ボランティア」
こんにちは。今回、ブログを担当させていただきます。営業部の鈴木です。
私事ですが、今年の1月から福島営業所で働かせていただいております。
事務所移転の為に少しでもお力になれたらと、千葉から転勤させて頂きました。
見知らぬ土地での仕事には不安もありましたが、周りの方々のサポートのおかげで、
少しずつではありますが仕事を覚えていくことが出来ました。
まだまだ出来の悪い私に、新しい土地で新しい事にチャレンジさせて頂く機会を下さった事に
本当に感謝しております。
福島での経験と出会いは、今まで自分の中に存在しなかった様々なことを考えさせてくれる
引き金となりました。
その中で特に考えさせられたのが「ボランティア」についてです。
震災から3年たった今でもボランティアは各地で行われています。特に福島県に来てからは、
身近でそのような活動を目の当たりにするようになりました。
そんな時に耳にしたのが「ROCK CORPS」というボランティアイベントです。
このイベントは海外でも行われているチャリティーで、主催側の準備したボランティアに
参加すると、後日有名アーティストの参加するライブに参加できるというものです。
震災復興の手助けに今年初めて日本で行われると聞き、ぜひ参加したいと思いました。
と同時にある疑問が一つ湧いてきました。
何かを得るためにするこの行為は、ボランティアと呼べるのだろうか?
自分がこのイベントに参加したいと思ったのは、ライブに行けるという対価があるからです。
多分ただのボランティア募集であれば参加していないと思います。こんな考えで参加することは
失礼なのではないか?そしてそんな理由でボランティアに参加しようとした自分がとても恥ずか
しく思えてきました。
しかし驚くことに、同時に間違ってはいないという気持ちも芽生えてきたのです。私のような考え
の参加者が増えることは主催者側も理解しているはず。そうであってもこのイベントを開くという
ことは、参加することに意味があるのではないか?
考えても答えは出ませんでした。
そんな中である一つの言葉を思い出したのです。
「やらない善よりやる偽善」
これは、あるマンガで知った言葉です。とても衝撃的な言葉だと思います。
私はこの言葉がすべて正しいとは思いません。ただ、どんな理由であるにしろ行動しなければ
何も変わらないと、そう解釈しました。どんな始まりであれ、どんなとっかかりであれ、
新たな一歩を恐れずに踏み出すこと。
それが大切なのではないかと思わせてくれたのです。
もうすぐこちらでの生活を終え千葉に戻ることになります。
福島営業所で学んだ様々なことをお客様の為に生かし、日々努力していく。
そして、一歩踏み出すことを恐れずに何事にも前向きに挑戦していく。
そんな気持ちを忘れずに仕事に打ち込んでいけたらと、そう思っています。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
そして今後とも宜しくお願い致します。