酒造蔵見学
今回ブログを担当させて頂きます、販売促進部です。
当社では「梅色しずく」というオリジナルの梅酒を販売、好評を頂いております。
弊社からの依頼で製造を請け負って頂いているのが、成田市の鍋店という老舗の造り酒屋さんです。
大変歴史が古く、創業はなんと元禄弐年(1689年)です。
今回は、300年以上にわたり酒造りを行っている、老舗中の老舗の酒造蔵を見学してきたのでお伝えします。
蔵の内部は、お酒のいい香りと歴史の重みに溢れていました。 写真では分かりづらいかもしれませんが、 梁や柱が太い樹木そのものの形をしていて驚きましたが、 昔の建築物は頑丈なんだなぁと、感心してしまいました。
ここで酒造りの工程を簡単に説明しますと、
精米→蒸米→製麹→酒母→もろみ→上槽→濾過→火入れ→貯蔵→ブレンド→びん詰め
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と、このような工程を経て美味しいお酒が出来るそうです。 今回は上記工程の3つ目、製麹段階のお米を試食させて頂きました。 日本酒に使うお米というのは、普段私たちが食べているお米とは 違い、酒造好適米というお米を使用します。 皆様もお聞きになった事があるかもしれませんが、 山田錦、五百万石、美山錦などがよく知られている品種です。 酒造好適米は食用のお米と違い粒が大きいので、酒造りのように 高度まで精米する場合にはとても有利とのことです。 成分も違い、ねばりが少なく、そのまま食べてもあまり美味しくない との事で試食しましたが、おなかが空いていたせいか、 意外においしく食べてしまいました。・・・(・_・;)
続きまして、右写真のタンク。 これはもろみタンクという物で、約15℃で20~25日間、 麹による糖化と酵母によるアルコール発酵をさせるとの事です。 中を覗き込んでみると、発酵中なので水面がプクプクしています。 楽しくて暫く眺めていましたが、もの凄いお酒の香りで 少しクラクラしましたが、とても幸せな香りでした(・_・;) しかし、水面近くは無酸素状態なので注意が必要との事でした。
手間のかかる大吟醸の仕込み時期などは、徹夜で作業する日も あるそうです。酵母は生き物なので、それ位手間をかけないと いけないとおっしゃっていました。
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今回初めて酒造蔵を見学させて頂いて、1本のお酒が出来あがるまでには大変な努力が必要なんだなと感じました。
製造工程を見学させて頂き、これまでより一層自信を持って「梅色しずく」を販売する事が出来ます。
「梅色しずく」はこちらから
また、お忙しい時期にも関わらず酒造蔵を見学させて頂きました鍋店株式会社様に厚く御礼申し上げます。
次回のブログ更新は、12月20日予定です。