『Pray for TONGA』
2022.07.04
『Pray for TONGA』
鎌ケ谷物流部 森です。
トンガ王国。
171の島からなる小国。人口は10万人強。
その島国を、今年1月15日、大噴火が襲いました。
人口の約8割が被災したといわれ、その後さらに新型コロナの感染拡大が続いて、
人々の日常は未だ戻っていないということです。
現地のみならず、太平洋沿岸諸国、
もちろん日本にも津波や潮位変化などの影響がありました。
ただ、その後の世界における大きな情勢変化により、
忘れ去られてしまったのではないでしょうか??
日常、大多数の人々は、トンガに思いを馳せることはないでしょう。
正直それほど身近に感じる国ではないと思います。
だがしかし!我らラグビー民は違います!
トンガで最も愛されているスポーツは、他でもない「ラグビー」。
アイランダー特有の恵まれたフィジカルと華麗なパス回しでラグビーファンを魅了します。
そして、トンガラグビーは日本との繋がりも深いのです。
80年代、大東文化大学がトンガからの留学生を受け入れたことに始まり、
大学での活躍はもちろん、日本代表に名を連ねた選手も多々います。
そんなトンガで起こった大災害。ラグビー民は大いに心を痛めておりました。
このような状況の下、日本ラグビー協会主催によるラグビーチャリティマッチが開催されました!
日本国内のチームで活躍するトンガ人選手・トンガにルーツを持つ選手で結成されたチーム
「トンガ・サムライフィフティーン」に対して、
日本代表を狙える候補選手で結成された「エマージング・ブロッサムズ」がぶつかりました。
試合前にはこの日の為にトンガチームが新たに作った「ウォー・クライ」も披露され、盛り上がりに一役。
親善試合ではあれど、試合はもちろん真剣勝負。決して低レベルではない熱戦をみせてくれました。
チャリティマッチということで、スタジアムの雰囲気もいつもより柔らかい。
特にトンガへの応援(時節柄、拍手と微笑みだけですが。。。)の温かさが印象的でした。
チケット収入やスタジアムで行われた寄付活動への寄付金などがトンガに送られるとのこと。
ひとりひとりは小さな貢献しかできませんが、何かの力に繋がればいいと思います。
日本も、地震をはじめとする災害と隣り合わせの島国です。
自らの備えを万全にすることはもちろんですが、
広く周りを見る目、も持ち合わせていたいものですね。
今回もマニアックな話にお付き合いいただき、ありがとうございました!