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2012年度入社式
2012.04.09

2012年度入社式


こんにちは。(株)モリ・エンタープライズ代表の森です。

4月に入り、街では真新しいスーツに身をつつんだ
新社会人たちの姿を目にするようになりました。
自分が社会に出た頃が思い起こされて、なんだか新鮮な気持ちになりますね。

さて、弊社でもこの春、4名の新入社員を迎えることになり、
去る4月2日、2012年度入社式を執り行いました。
昨今の日本経済の不況を受けて、厳しい就職難の中、
こうして縁あって弊社の仲間となられることを大変うれしく思いますし、
また雇用する側としては大きな責任も感じています。

長い学生生活を終えて、これからはもっとずっと長い会社生活に入るわけです。
そんな彼らに、社会人の先輩として、そしてこの会社の代表として、
私が望んでいることが、ひとつだけあります。
それは、「自分のアタマで考えて、自分からアクションを起こす」
そんな姿勢で仕事に取り組む社員になってほしい、ということです。

会社や上司からの指示を待つだけの人、
言われたことを言われたままにやるだけの人、そんな社員はどこにでもいます。
でも、そのような受け身な社員ばかりの会社では、企業としての大きな前進はないでしょう。
「自分はこう考える」「自分はこうしたい」「こうした方が良い結果が出る」といったことを
周りに自分の言葉ではっきりと語れる人間、
そして自分から実践できる社員になっていただきたいと期待しています。
もちろん入社してしばらくは、仕事を覚えることで精一杯でしょう。
しかしいずれは、「同じ仕事でもあの人がやると違うよね」と回りに思われるような
スペシャルな人間に成長してほしい。
一日の大半を会社で仕事をして過ごすのですから、漫然と時間が過ぎるのを待つのではなく
もっとポジティブで濃密な時間を過ごさなくてはもったいないじゃないか、と思うのです。

数多の政治家のなかで私のヒーローは、
1960年代初頭のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディ氏です。
彼は大統領就任式のスピーチで、以下のような有名なセリフを国民に投げかけました。
『国があなたに何をしてくれるかを求めるのではなく、
あなたが国のために何ができるかを考えて欲しい』
この国(COUNTRY)の部分を、会社(COMPANY)に置き換えて考えてください。
すなわち『会社があなたに何をしてくれるかを求めるのではなく、
あなたが会社のために何ができるか』を日々の仕事を通じて考え、
そして行動して欲しいと思います。

会社というものは社員を養うために存在する組織ではなく、
社員ひとりひとりが主体的に原動力となって動かしていく組織です。
「企業は人なり」とは昔からよく言われる言葉ですが、
会社の質は、そのままそこで働いている社員の質であり、
業績を伸ばしている会社というのは、
前述したような姿勢で仕事に臨んでいる社員が多くいる会社だと思います。
ですので、この言葉は何も新入社員だけに向けたものではなく、
長く働いているベテラン社員も、もちろん私を含め役員や幹部たちも、
弊社で働く全社員が共有すべき意識であり、
新人の入社を機に見つめ直すべき仕事への取り組み方だと思っています。
社員全員がそのような前向きの気持ちをもって日々の仕事に臨んでいけば、
会社はどんどん進化し、やがて大きな発展をみせることでしょう。
そして会社が大きく発展すれば、まずその恩恵を受けるのは
他ならぬ自分たち社員なのだ、ということをイメージして欲しいと思うのです。

自らのそんな成長を指標としながら、
新入社員たちが今の瑞々しい気持ちを劣化させることなく、
今の瞳の輝きを曇らせることなく、
これから長く弊社で活躍してくれることを期待するばかりです。


株式会社モリ・エンタープライズ

代表 森洋一


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