『夏の終わり』
2019.08.30
『夏の終わり』
今回、ブログを担当します
鎌ヶ谷営業所業務部の伊藤です。
さて、ようやく暑かった8月も終盤に差し掛かりました。
嬉しいような、少し、物悲しい季節ですね。
私の中では、夏の甲子園が終わると、
夏の終わりを告げることになります。
毎年楽しくテレビで観戦してますが、
今年は第101回目、令和に変わってはじめての大会でした。
記念の大会に相応しい、好ゲームの多い大会だったと思います。
甲子園は、いつの時代になっても変わらない、
選手の姿勢、想い。
そういったものに惹き付けられ、実に感動です。
全ての球児が憧れる甲子園という舞台にたどり着くには、
地方予選を勝ち抜くしかありません。
トーナメントなので、1回の負けも許されません。
連勝するしかないのです。
甲子園をかけた激闘が繰り広げられます。
日程が進むにつれ、チームの力は均衡し、接戦になります。
どれだけ勝ちたい気持ちが強いか、どれだけ志を高く努力してきたか。
緊迫した、ここいちばんでのプレーに繋がり、勝敗を左右していきます。
あとは、運です。
運もなければ勝ち進むことが困難なときもあるでしょう。
"人事を尽くして天命を待つ"
古くさい根性論かもしれませんが、それがいいんです。
かくして勝ち進むと、決勝戦というステージに駒を進めることになります。
私は2000年夏の甲子園に出場し、決勝戦を経験することが出来ました。
そこで感じたのは、決勝戦だけは別格の雰囲気だったということです。
全国の頂点まであと1つ。
故郷に深紅の大優勝旗を。
重圧、期待、不安、様々な想いが交錯し、のし掛かってきます。
しかし、チーム全員がアドレナリン全開だったと思います。
面白いことに、打席に立つと、
5万人以上の観客の歓声も、ブラスバンドの応援も、
一切聞こえないときがありました。
最適緊張状態、かつ最大集中状態です。
試合はというと、途中までシーソーゲームでしたが、
終盤に力尽き負けてしまいました。
しかし、いい経験です。
誰にとっても、一生に一度の特別な夏。
甲子園には人を惹き付ける力があります。
風物詩といわれる由縁でしょう。
ただ1つの白球を追うひたむきな姿。
いつの時代も夢中です。
今年の夏も暑かったなと振り返り、
高校球児に元気をもらい、
私も負けぬよう頑張りたいと思います。
まだまだ残暑も続くようですが、
皆様も、夏の疲れに充分に注意し、ご自愛下さい。