『なし』
2019.08.23
『なし』
今回ブログを担当しました鎌ケ谷営業所の秋山です。
今年の夏は、非常に湿度が高く、
むしむしと凄く暑さが厳しい夏になっています。
水分を十分に採って熱中症対策をして、
体調管理をしっかりしていきたいと思います。
さて皆さんは、暑い夏の時期にどんな果物を食べられますか?
スイカ?もも?
私は「梨」です。
4・5年前に「梨」の美味しさに気付き、
夏のこの時期に梨農園に買いに行き冷やして食べるのが、
ちょっとした楽しみになっています。
「梨」ってそもそもなんで「梨」って名前が付いたのと思い調べてみました。
「梨」の名前の語源はいろんな説があるのですが、
果肉が白いことから「色なし」、
風が強いと落下してしまう為「風なし」などが有名な語源です。
ナシという名前は「無し」と、あまり良くないイメージがあるため、
以前は家の庭に植えることを避けることも多かったのですが、
逆に「何も(厄介)なし」という意味で、
今や鬼門に梨の木を植えると縁起の良い木とされています。
捉え方次第でイメージが大きく変わりますね。
私の生まれ育った船橋市は、梨が有名で生産農園が多く
幼稚園生や小学生の時は、必ず夏になると遠足で梨狩りに行きました。
懐かしい思い出で、狩りたての生温かい梨をその場で食べた記憶が甦ってきました。
その時の味は?どうだったのでしょうか・・・
今の時期は、「幸水」が多く売られていますが、
「かおり」「新高」「あかつき」「豊水」といった品種もこれから出荷されて、
それぞれがいいところがあって美味しい。
◇「幸水」
やわらかい果肉には果汁がたっぷり含まれ、
ひと口食べると甘みが広がり香りが良く肉質も優れています。
1番生産量が多く身近な梨です。
◇「豊水」
果肉から溢れださんばかりのみずみずしい果肉と滑らかな果肉が特徴です。
◇「かおり」
大玉で香りが良く、さわやかな香りが特徴です。
◇「あかつき」
(新高×豊水)×幸水と大人気な梨をかけあわせで生まれた
良いところとりの梨です。
◇「新高」
しっかりとした歯ごたえながら甘みがあり、
酸味が少なめでとっても上品な梨です。
今ご紹介した梨を美味しくいただいています。
私自身は果物が少し苦手で、
バナナとメロンと桃ぐらいしか好んで食べずにいて、
やっと40歳を過ぎたぐらいで、イチゴが食べられるようになり、
そのころから梨の栄養価を知ってからは、
梨も食べられるようになりました。
果肉の90%と、ほとんど水分で占めている梨ですが、
実は栄養価が豊富なのです。
リンゴと同じくソルビトールといって整腸作用がある栄養分が含まれています。
他にも
・脂肪分を吸収してくれる食物繊維
・血圧の上昇を抑制してくれるカリウム
・たんぱく質を合成、代謝を良くしてくれるアスパラギン酸
・疲労回復が期待できるクエン酸
などなど栄養価が豊富です。
ビタミンCやB1・B2も含まれており夏バテ対策にもいいかもしれませんね。
ちなみに、梨特有のシャリシャリとした食感は「石細胞」によるもので、
体内で消化しにくい特徴を持っているため腸のぜん動運動を促進してくれ、
お通じ改善にも繋がります。
夏のこの時期は、朝晩食後に「梨」を食べ、
体調管理もしっかり気を付けて
今年のすごく暑い夏を無事に越せたらと思います。