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『初めてのユーザー車検』
2018.08.27

『初めてのユーザー車検』


暑い・・という言葉を過去最高につぶやいた気がする夏・・
みなさん無事でしたか?
今回ブログを担当します営業部の外山です。

タイトルにもあります「ユーザー車検」というワード
車を所有している方なら、何となく聞いた事があるのではないでしょうか。
文字通り車のユーザー自らが車検場に持ち込み、継続車検を受ける事をいいます。
しかし大半の方は、「聞いた事はあるけど難しそう」・・「自分にはムリ」・・と諦め、
実際にはディーラーやカー用品店、車検代行屋、ガソリンスタンド等に頼んでいると思います。
私もこれまではそうでした。が、今年は違う!
懐の寂しさも手伝い、初のユーザー車検にチャレンジする事にしました!

車やバイクをノーマル状態では我慢出来ない私。
車検を受ける前に状態の確認をしなければなりません。
検査にあたり引っ掛かる可能性のある箇所は
①最低地上高 ②フォグランプ下部までの高さ ③タイヤ・ホイールのはみ出し
といったところでしょうか。早速チェックしていきます。

●事前準備
①最低地上高
最低地上高とは、分かりやすくいうと車体の一番低い箇所の高さをいいます。
これが地上から9cmないと違反となり車検にとおりません。
どうやって測定しようか考えた末、市販のステーを使い計測器っぽいものを自作。

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高さ9.5cmで作ったので、車底部のどこにも当たらなければOKです。
結果余裕でクリア。

②フォグランプ下部までの高さ
地面からフォグランプ下部のラインまで25cmなければなりません。

2_4

こちらはギリギリクリア・・

③タイヤ・ホイールのはみ出し
文字通り車体の左右かタイヤ・ホイールがはみ出していないかチェックします。
分かりづらいですが、下記図のピンク色の範囲は車体から出てはいけません。
逆にいうと、それ以外の灰色の部分ははみ出しても大丈夫なのです。

3_4

うーむ・・微妙です。真上からみると、後ろ50°の端がギリギリセーフなようなアウトなような・・

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ちなみに片側1cmまでは、オーバーフェンダー等を付ける事が認められているので、
プラ版を加工し対策します。

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やらなくても大丈夫なような気もしますが、これで安心です。

そして忘れてはいけないユーザー車検の予約ですが、
今はネット予約も出来るので、スマホから希望日・希望時間を入力し予約完了!
車検満了日が8/24だったので、8/16に予約をしました。
これはお盆休みの為、ディーラーや修理工場のプロ達が少ない→空いてる事を見込んでです。
ちなみに車検は午前に2回、午後に2回の4ラウンド行われておりますが、
もし不合格箇所が出た場合、当日中の再持ち込みは料金がかからない為、
私は2ラウンド目(受付10:00~11:45、検査10:30~12:00)で予約しました。
これならばもしどこか引っかかっても直して再度持ち込めます。
車検当日に必要な物は、
車検証・自賠責保険の証書・認印・納税証明書(ネット支払いの場合不要)、点検記録簿。
また、書類を挟めるようにA4サイズのバインダーを持って行くと、レーンでスムーズです。

●車検当日
今回は私が車検を受ける習志野での話となりますのでご了承ください。
車検場の近くには大抵、予備検場とかテスター屋とか呼ばれる民間修理工場があります。
私は光軸調整(ヘッドライトのロービームが適正な位置に照射されるように調整)のみお願いしました。
(走行中の振動などにより殆どの車の光軸は、ずれています)

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お願いしたのはR296を八千代方面に進み、車検場手前左側の河原産業さんです。
おじさん2人がパパっと調整し、料金は1,500円でした。
こちらは車検場の休みにあわせているので、お盆中でも営業しています。

いよいよ本番です。
まずは習志野検査登録事務所へ・・これが正式名称ですが長すぎるので、
私も含め、習志野陸事とか習志野陸運と呼んでいる方が多いと思います。
ただ習志野の場合、目の前に「習志野陸上自衛隊」略して習志野陸自もあるので、
陸自と陸事で紛らわしい感はありますが、今回は陸事で統一したいと思います。

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まずはすぐ隣にある代書屋さんで自賠責保険の更新をしてもらいます。

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24ヶ月分の料金は、普通車で25,830円。軽自動車で25,070円です。

続いて手続きですが、入って右側手前の新しい建物で収入印紙と用紙を購入します。
そしてAと書いてある隣の建物で用紙3枚に記入。
(用紙によって鉛筆かボールペンかの指定が有ります)
記入が終わり全ての書類を受付に提出。
受領されたらいよいよ検査レーンに入ります。

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右の画像はレーン出口の写真です。
通常、レーンの入口はずらーっと検査待ちの車が並ぶのですが、
この日はさすがお盆、待ちの車は一台もいませんでした!
お盆狙い大成功です。

●いよいよレーンへ
※レーン途中の数か所に用紙を挿入し記録する機械があり、自分で記録します。
①同一性の確認
 車検証、申請書類、車に刻まれている車体番号を照らし合わせます。
②外廻り検査
 検査官の指示通りにライト・ウインカー・ハザード・ブレーキ・バック・ウォッシャー
 などを出して確認します。
 また、車高やホイールのはみ出しもここでチェックされるのですが、
 ネットでみた情報では、見た目に改造してある車の場合、
 手の空いている検査官達がワラワラと集まって来て確認される!
 なんて書いてありましたが、そんな事はなく、すんなりOKでした。
③サイドスリップ検査
 直進安定性の検査ですが、指示通りに白線の上をゆっくり進めばOK
④ブレーキ検査
 指示されたタイミングで、かなり強くブレーキを踏みます。
⑤スピードメーター検査
 回転ローラーに駆動輪を乗せてアクセルを踏み、40キロに達したところでパッシング
⑥ヘッドライト検査
 光軸・光量が基準値内か確認しますが、テスター屋で調整したのでもちろんOK
⑦排気ガス検査
 COとHCの検査ですが、要は汚い排ガスが排出さていないかの検査。
 これは車を降りて、検査する棒をマフラーに差し込みます。電光掲示板に○がつけばOK
 最近の車でノーマルマフラーであれば引っかかる事はまずありません。
⑧下廻り検査
 最後に車体下部のオイル漏れ等を確認します。床にあいている穴の中に検査官がいて
 電光掲示板の指示通りにハンドルを切ったりブレーキを踏んだりします。

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 上記のようなブーツ切れがあると不合格になってしまいます。
 古い車は結構ある事なのでご注意ください。
⑨全ての検査終了
 先程の下廻り検査が終わったら横の機械で記録し、助手席側の小屋?にいる担当に
 書類一式を渡し、不合格箇所・不備が無ければ合格のスタンプが押され、
 書類を先程受付した窓口に出し、ようやく新しい車検証とステッカーが交付されます。

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最後に
初めてのユーザー車検でしたが、拍子抜けするくらい順調に終わり、
陸事のスタッフも、みなさんとても親切でした。
今回お盆中で暇だったせいもあるでしょうが、
事務の方は2ラウンド目の受付30分前に書類を受付けてくれましたし、
検査官は私に付きっきりで検査をしてくれました。
ちなみに陸事の滞在時間は受付も含め僅か30分でした!
また、冒頭の必要書類のくだりで、点検記録簿が必要と書きましたが、
厳密には後で点検しますといえば特に必要ありません。
今回私は提出しませんでしたが、後日自分で点検をし、
重要部品はプロに任せようと思います。
車の知識が無い方は、ディーラーや修理工場で、
必ず24ヶ月点検を行うようにしてください。

今回かかった車検費用
自賠責保険・・・・・25,830円
用紙・印紙代・・・・34,600円
光軸調整代・・・・・・1,500円

Line

トータル・・・・・・61,930円
(3500cc、車両重量1650㎏の私の車の場合)

いつもの車検より5万円程の節約になりました。
今後も車検はユーザーで取ろうと思います。
今回30分で終わる事を経験してしまったので、
もし車を買い替える時には、お盆過ぎの登録にしようと強く思いました。
車検は、満了日の1ヶ月前から行えます。
思ったより難しい事はありません。
皆さんも是非チャレンジしてみてください。

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