「22歳の秋」
2018.06.18
「22歳の秋」
こんにちは。今回ブログを担当させていただきます、鎌ヶ谷営業所の関屋です。
このブログを書いている今現在37歳の僕の事を少しだけ振り返ってみようと思います。
22歳の頃、一緒に働いていたある先輩に、いきなりこんな事を言われました。
「これからはパソコンくらい使えないとダメだ。関屋もパソコンくらい使えるようになっとけよ。
っいうかお前、パソコン使ってデザイン関係の仕事でもしたら?」
「え?何言ってんすか?無理っすよ!パソコンも全く触ったことがないのに。」
僕はこう答えました。
「無理じゃないよ。お前ならできる」
「そ、そうですか?」
なにを根拠に言ってるんだこの人はと思いました。
当時僕は某アパレルメーカーの店舗スタッフで働いておりました。
アパレル勤務は20代前半までと考えておりまたが特にやりたいこともなく、
将来に不安を抱えていました。
そんな中、先輩に言われたその一言がずっと気になっており、
パソコン関係、デザイン関係の本を読むようになっていました。
とりあえずパソコンでも買ってみるかと思いパソコンを購入。
本当はMacが欲しかったのですが、
最初はWindowsが良いと電気屋の店員に勧められたのでWindowsを購入。
いざ使ってみるとサッパリわからず、2日で使わなくなりました。
やっぱ僕にはパソコンは向いてない。
特に取柄もやりたい仕事もないし、アパレル業界で出世してやろうと思うようになりました。
そんな中しばらくして、その先輩が急に仕事を辞めると言い出しました。
「お前も辞めろよ!これからはWEBの時代だぞ。」
「え?WEBってなんすか?」
その日の夜、先輩に話があると言われ仕事帰りに吉祥寺の焼き鳥屋に食事にいき、
これからの事を話しました。
「お前は結構器用だから、パソコンなんてすぐ覚えるから大丈夫!問題はその先だ。
これから時代は凄いスピードで変わるぞ!俺たちもこのままじゃダメだ!なぁ、俺と仕事しようぜ!」
「え?ま、まじすか?」
衝撃を覚えました。
「俺と仕事しようぜ」と言ってくれたこの言葉に。
「これからはこういうスタンスが普通になる。ベンチャー企業ってやつだ」
先輩は独立する勉強をするためにIT業界に就職し、
そこでノウハウを学ぶ事や、時代の変化をいろいろと教えてくれました。
その先輩は職場でも仕事が出来る方で現場の全ての業務を把握しており
上司からも部下からも頼りにされており一番最初に憧れた先輩でもありました。
この人みたいになろうと仕事を覚え
先輩がいなくなった後は僕が後を継ぐくらいに思っていましたが・・・
その夜、先輩に感化された僕も決意を抱きました。
2002年の秋。アパレル業界からIT業界へと転職をしました。
続く。