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「行ってきました!怖い絵展」
2017.11.27

「行ってきました!怖い絵展」


先日、ついに今話題の「怖い絵展」に行ってきました。
鎌ヶ谷営業所の小金谷です。

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今回の展覧会は以前から非常に興味があったのでいろいろと調べていました。
するとさらに「コレ、観てみたい・・・。絶対観に行こう!!」と。

この展覧会、開催当初から空前の人気で連日大混雑のため、
ホームページ内のツイッターで随時混雑状況を配信しています。
それによると週末は開館10:00から120分待ちは当たり前。
11月の連休にはついに3時間半待ちになったとか。
私は夕方18:00以降比較的に空く傾向がある(といっても50分待ちは必須)ので
17:00着で上野の森美術館へ向かいました。

が・・・着いたとたんにハイ!こちら。

ド~ン!!

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120分待ち…う、うそですよね?!
夕方なら空くっていう情報は?閉館20:00なのに大丈夫なのでしょうか。

いやはや、この盛況ぶりには脅威すら感じましたよ。
やはり世界の“怖い絵”を題材にその裏にある秘話や歴史的背景を
女優吉田羊さんがナビゲートするという企画の勝利なのでしょうか?

その日、周辺には冷たく強い風が吹いていたため周りの方々も
「早く中に入りたいね」との声や交互に公園内のスタバへ向かう姿も。

そして18:20。待ちに待った館内へ。結局待ち時間は80分でした(ホッ…)
入館して即ナビゲートプレイヤーをレンタルし鑑賞スタート。

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展示は第1章~6章仕立てになっていて、なかにはムンクの作品などもありましたが、
私のいちばん観たかった作品は今回の展覧会でもメイン画になっている
1833年フランスで描かれたポール・ドラドーシュ作「レディ・ジェーン・グレイの処刑」です。

わずか9日間の王位にあった16歳の若き女王の最期を描いた作品で
ロンドン・ナショナルギャラリーを代表する名画でもあり日本初上陸なのです。

こちらは最後の第6章に展示されていますが、
大きさも縦2.5M横3Mの大作でとても迫力があり圧倒的な存在感を放っていました。

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=レディ・ジェーン・グレイ(9日間の女王)とは=
16世紀中期の1537年~1554年に実在した人物で、権力闘争と宗教対立という時代の荒波に翻弄され
女王にまつりあげられた9日後に「反逆者」として投獄されました。
のち1554年2月12日斬首で処刑されましたが、実際は牢獄内ではなく
ロンドン塔の敷地内セント・ピーター礼拝堂前の“タワーグリーン”で処刑されています。
タワーと呼ばれても実は広場で、ロンドン塔に収監された囚人たちはその身分によって
いくつかの処刑場に分けられたのですがほとんどの囚人たちは民衆たちの目にさらされる
城外の広場で公開処刑にかけられました。

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一方で貴族や王族など身分の高い囚人に対して、暗殺以外では名誉ある斬首刑が用いられていていました。
そして、城内のタワーグリーンで処刑されたのは歴史上たったの7人。
そのうちの1人がレディ・ジェーン・グレイということです。
現在、タワーグリーン処刑場あとにはモニュメントが設置されていてそこに彼女の名も刻まれています。

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ジェーンを正式なイングランド君主とみなさない史学者も多いのですが現在のイギリス王室は、
チューダー朝第4の女王として公式歴代君主の1人としています。
ジェーンの処刑は460年以上前の出来事であり、史上最短の在位期間。
そして「反逆者」との汚名から、彼女について残された文献や遺品等はほとんどないようですが、
あの夏目漱石がロンドンに留学した折、このレディ・ジェーン・グレイの絵画に魅了され、
のちに彼女が登場する文献 幻想的短編小説「倫敦(ロンドン)塔」を残しています。
これもとても面白くて興味深いですよね?

また、今回実際に絵画を観て驚いたのは、絵の保存状態です。
これは実際に鑑賞していただかないと伝わりにくいのですが彼女の着ている純白のドレス。
実際に観ると表面にキラキラと光沢があるというか。
ちょっと表現が難しいのですがとてつもなく綺麗で輝いています。
これには感動してしましました。描かれてから184年・・・。
全くそのようには観えません。

この質感を絵で表現するという、しかも184年前ですから。
まさに過去の歴史とともに現代によみがえってきたという印象です。
これを日本にいながらにして堪能できるのだから待ち時間大混雑は二の次で、
少しでも興味を持たれた方はぜひこの機会を逃さぬように足を運んでみてはいかがでしょうか。

まだまだこの絵の裏話や歴史的背景はたくさんありまして、
大学で歴史を専攻している息子の好奇心もかなり刺激されたようです。
「絵画と歴史、深いわ~」
今までこういった観点から鑑賞した経験はなかったので
今回の展覧会鑑賞はとても有意義な時間となりました。
これをきっかけにイギリスへの興味も再浮上。
目指すはイギリス、ナショナルギャラリー&ロンドン塔~。
に、将来行けたら・・・いいかな?

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日々の業務もそうですが、少し視点をかえて物事をとらえることで
今までみえなかったものがみえてきたり、気付いたりすることがあります。
そういった柔軟な思考を常に持ち合わせていられるようこれからも努力していきます。

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