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Kyun death
2017.02.03

Kyun death

こんにちは。
(株)モリ・エンタープライズ代表の森です。
どうでもよろしいお話を一席。

日曜日の昼下がり。
ボケ~と眺めていたバラエティー番組に出ていた若い女性タレントの口から
私の耳へ聞き慣れない単語が飛び込んできました。
「もぉ、きゅんしですよ~❤」
...ん?...きゅんし、って何ナニ?
キョンシーなら知ってるけど。

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違うよな(笑)
不思議に思って、側にいた家内に尋ねました。
「キュン死よ。知らないの?」

【キュン死】心臓が止まってしまいそうなほど胸がキュンキュンときめくこと。
      好きな人の言動で胸が締め付けられ、心を奪われて骨抜きとなる状態を意味する。

...だそうです。「胸キュン」という言葉は昔からありますが、この最上級表現ということか。
しかし、モノすごいインパクトありますよね、このコトバ。
キュン❤っていう可愛らしい語感に、死というギャップのある忌まわしい単語が合体して、
人の気持ちが最高にハッピーな状態を意味するなんて。
日本語表現の奥深さ(?)を感じます。
ちなみにですね、この「キュン死」、英語ではどう表現するのか調べてみました。
ありましたよ。
"I just died of cuteness."
可愛さのあまり即死しちゃった、てなカンジでしょうか(笑)
胸が超ときめくと心臓が止まりがちになるのは、どうやら世界共通のようです。
キュンとキュート、語呂が似てるのも面白いですね。

ちょっと前に流行った「壁ドン」「顎クイ」なんてのも斬新ですよね。
これら3つは、漫画やアニメから発生した新語なのでしょうか。

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世界に冠たる日本のサブカルチャーの表現力の凄みを感じますね。
まぁ、これらの言葉を使う機会は私には今後も訪れないと思いますが。

ところで「キュン死」「壁ドン」「顎クイ」、
この3つの新語に共通する法則を発見したんです(たいしたことではありませんが)。
キュン❤、ドン!、クイッ、そうです、どれも擬音プラス名詞という構成なんですね。
「ドシャ降り」「ゴロ寝」「ガタ落ち」この辺りと文法的には同類ですか。
なるほど、ならばこのポイントを押さえれば、法則に従って、
面白い新語を自分で創って流行らせることが出来るかもしれませんよ。
「ウハ注」なんてのはどうでしょう?

【ウハ注】商品の注文がドンドン入って、ウハウハでもぉ笑いが止まらない経営状態を意味する。

「今月もウハ注だぜ!ウハハハハ!」なんてワイングラス片手に豪快に笑いたいですね。
「バリスタ」ってのもいいかな。

【バリスタ】何をやらせても優秀でバリバリ仕事のできるスタッフのこと。

「ウチの会社はバリスタ揃いですよ」「営業3課の○○さんって、ほんとバリスタよね~、素敵!」
こんな使い方。いかがでしょう?

「言葉は生き物」なんてよく言われますが、
時代と共に使われ方が変化したり、そもそもの意味も変容したり、
新しい言葉が次々と生まれては消えていく。
今回取り上げたような若い人特有のコトバやイントネーションがあったりして。
若者文化に迎合するつもりもありませんが、
興味を持ってちらりと観察してみるのも、たまにはイインジャネ。

株式会社モリ・エンタープライズ
代表 森 洋一

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