「後藤田五訓」
2016.12.12
「後藤田五訓」
今回ブログを担当する、業務部納品課の中島です。
気がつけば12月。
今年もあっという間に過ぎようとしています。
さて、突然ですが、皆さんは後藤田正晴という人物をご存知でしょうか?
元々、警察官僚で、警察庁長官や政治家に転じた後には副総理も歴任し、
物事を鋭い感性で即決即断することからカミソリ後藤田との異名を持った人物です。
私がこの方を知ったのは学校を出たばかりの社会人1年目で、
当時いっちょまえにビジネス本ばかりを読み漁っていた時期でした。
その中の1冊に「後藤田五訓」という後藤田正晴が部下に訓示した5箇条が書いてありました。
●ご紹介したいと思います。
①出身がどの省庁であれ、省益を忘れ、国益を想え。
(個人の利益より、全体の利益を想え)
②悪い、本当の事実を報告せよ。
(上司が聞きたくもないような悪い事実を報告しろ)
③勇気をもって、意見具申せよ。
(こういうことが起きました。どうしましょう?
ではなく、私ならこうします。と対策を進言せよ)
④自分の仕事でないと、言うなかれ 。
(俺の仕事だといって争え、そしてお互いにカバーし合え)
⑤決定が下ったら従い、命令は実行せよ。
(大いに意見は言え、しかし一旦決まったらとやかく言うな)
社会とは?会社とは?仕事とは?上司とは?というようなビジネス本が多い中で、
当時、会社で一番下っぱだった私に突き刺さった5箇条でした。
しかし、その時の会社の先輩に言われた一言。
「ビジネス本を読むのはいいが、それを実行しなければ意味がないぞ!」
その一言が一番刺さる言葉でした…。
当たり前のことを当たり前に実行する。
もう一度、初心に返り、仕事に取り組みたいと思います。