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「故郷」
2015.04.20

「故郷」


今回ブログを担当させて頂きます、
業務部事務課の渡辺です。

私の故郷・・母方の故郷が秋田の八郎潟・父方の故郷が旭市飯岡町
幼いころから必ず夏休みになると帰省しておりました。
私はどちらかと言うと秋田が大好きでした。穏やかな優しい方言、癒やされます。
そして大好きな祖母に逢えるのが楽しみでした。
御先祖様の仏壇に手を合わせ。田舎の仏壇はとっても大きく木魚もお寺級、
私は木魚を必要以上にたたき、リンの連打。当時からいたずら大好きな子供でした。
仏壇の上にある御先祖様の遺影が私を見ている気がしてちょっとドキッとしてしまう瞬間が!!
そして秋田と言えば「なまはげ」。子供の頃「なまはげ」が大嫌いで恐怖に怯え泣きわめいてました。
そんな泣き虫の私に祖母は「めんこいな」とか母親にごしゃかれてもこっちあんべとか、
どんな時でも激愛してくれました。
そんな祖母との別れが寂しく帰りの新幹線で涙がポロリ・・・・

父の故郷は飯岡町。まさしく海の街「白魚」「蛤」子供の頃白魚が美味しいと思えませんでした。
おばあちゃん白魚食べたくないよ!「魚食べねーで何食うんだ」と泣く泣く・・
祖母に連れられ近所の魚屋さんへ白魚巡り「食え!大きくならねーぞっ」と一発!
白魚にまぎれた「たこ」の子供を見るたび祖母は「当たりだ食え!」とまた一発!
白魚を食べたくないとの思いで涙がポロリ。今思えば贅沢なことでした。
白魚は貴重でとっても美味しい!蛤は今ではひな祭りの時にスーパーで見かけるぐらいです。
幼い頃祖父は砂浜で脚で探りながら蛤を収穫してました。
未だになぜその方法で蛤が収穫できたのかが不明です。

父の故郷は四年前の3・11の震災で被災し、祖母と行った魚屋、親戚の酒屋、叔父さんが、
子供の頃に見た昔の街並みがごっそりと津波に流されてしまいました…

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