「ラッピングマナー」
2014.12.12
「ラッピングマナー」
今回ブログを担当致します 冠婚部の杉山です。
冠婚部は婚礼の引出物をお取扱いさせて頂いておりますが、この仕事をするまで
ラッピングなどした事もなく、包装の仕方やルールなど考えたこともありませんでした。
そこで今回は少しだけラッピングマナーをご紹介いたします。
包装紙を使った包み方は大きく分けて3種類の方法があります。
・斜め包み(別名でパート包みや回転包みとも言われます)
・あわせ包み(キャラメル包み)
・風呂敷包み
に分けられます。
商品の形や大きさ、包装紙の大きさによって適した包み方を選んでください。
(包み方はインターネットで検索しますと丁寧な解説がしてあるページを探すことができます。)
そして日常生活の中で贈答をする場合、慶事(お祝い)か、弔事(お悔やみ)かで包み方が異なります。
慶事は結婚式や内祝いなどのお祝い事全般、その他の贈り物も全て慶事の包み方をします。
注意しなければならないのは、弔事(お悔やみ)の時だけは包み方が異なるということです。
弊社の婚礼のギフトは、可能な限り斜め包みで包装しております。
斜め包みで御祝いの場合は、幸せを逃さずに受け止めるというように折り返しの下が
上から折り返した部分の上に来るようにして留めます。
「福が逃げないように、下から受け止める」というような感じですね。
逆に不祝儀包みの場合は、悲しみはいつまでも心に止めず、流していくように折り返しの上の方が
上から折り返した部分の上に来るようにして留めます。
「よくないことは、上から下へ水に流しましょう」という感じです。
斜め包みができないお箱の場合、風呂敷包みやキャラメル包みで包装します。
正方形のお箱や大きな箱の場合、こちらでお包みしております。
キャラメル包みも風呂敷包みも、箱の表側を下にして「左、右の順に紙を合わせて・・」というのが
お祝いの事の包み方です。
仏事の場合は、まず左側の紙を箱の中心に合わせてから右、左の順に合わせます。
風呂敷やふくさと同様、お祝いの逆と覚えておくといいですね。
知っていないとなんともない事なのですが、知っていると貰い手はちょっとした心遣いを感じることが
できますよね。
綺麗に包まれていると「良いものが入っていそうだな」と、中にあるモノへの期待値もグンと上がります。
上記以外の包み方の種類もたくさんあり、日本のラッピング技術は世界でも絶賛されているようです。
私もこれからももっと上手にラッピングできるように学んでいきたいと思います。