「聞けば聞くほど知恵が湧く」
2012.05.08
「聞けば聞くほど知恵が湧く」
ゴールデンウィークも明けて皆さんもおおいに楽しい休日を過ごされたかと思います。
今回のブログを担当させていただきます、業務部の谷畑と申します。
本日から働かれる方が多いと思われますが、皆さんは会社に何を望んで仕事にのぞみますか?
このゴールデンウィークで読んだ 「近代を耕した明治の起業家 雨宮啓次郎」より抜粋して
お話をさせて頂きます。
かつて甲州財閥の祖と呼ばれた、雨宮敬次郎という人の言葉で
「私はもともと、人間一人の知恵というものは、たかが知れていると思っている。
だから、商売を盛り上げるいろんな知恵を、世間から幅広く集めるようにしている。
とにかく馬鹿になりきって、あちこちから知恵集めをするんだ。
相手によっては『自分はこんなことをやろうと思っているが、あんたならどうするぅ?』
と聞くと、得意になって語ってくれる人もいる。
こうやって、蜜蜂のように少しずつ集めた知恵を集約して、自分の計画として、
生かすことができる。」と、、、
雨宮敬次郎みたいな人を、聞き上手と呼んでいいと思う。
私も入社して半年くらいになりますが、我社の社長も聞く場を多く設けてくれて
社員の話を聞いてくれる方だと感じました。
私自身が反省しなくてはいけない部分ではありますが、聞くのも聞かされるのも嫌な人がいる。
「自分には自分の知恵がある、人の風下に立って聞く必要はない」という考え方の人もいる。
謙虚さにおいて、発想がまるで逆。周囲に動かされずにわが道を行く、という考え方は
“信念”だと思いますが、周囲の意見には耳を貸さないというのは、
単なるegoだというもので、こういう紙一重の差を間違えると、
先々の結果は、大きく分かれることとなるでしょう。
せっかく、会社でそういう場を作ってくださるのであれば、私たちは自分たちの考えを
自分が考えうる限界まで煮詰めて、会社に貢献するべきだと感じたゴールデンウィークでした。
会社に何かを望むのではなく、自分で何かを貢献していきたいですね。
次回のブログ更新予定は、5月11日です。